オンライン授業が一般的になりつつある昨今、大学生だけでなく、小学生や中学生、高校生も徐々にオンライン授業に切り替わりつつあります。
オンライン授業用のパソコンやタブレットをこれから購入しようと考えている方もいらっしゃるかと思います。
この記事では以下の内容についてご紹介しています。
オンライン授業でギガ数やパソコンのスペックはどのくらい必要?推奨されている規格の機種もご紹介!
- オンライン授業の通信量の目安は?
- オンライン授業で必要なデバイスのギガ数
- オンライン授業で必要なデバイスのスペック
- 文部科学省が推奨しているパソコンのスペック
- GIGAスクール構想で多く使われているパソコンの機種
文部科学省がオンライン授業の方針について発表しているのでこちらも参考にされてみてくださいね。
文部科学省-学事日程等の取扱い及び遠隔授業の活用に係るQ&Aの送付について
オンライン授業には「オンデマンド型授業」「同時双方向型授業」がある
オンライン授業は、大きく分けて2種類の方法があります。
- オンデマンド型授業
- 同時双方向型授業
オンデマンド型授業とは?
オンデマンド型授業とは「録画された映像を視聴する」授業になります。
事前に録画してある授業を、生徒は自宅やカフェ、ファミレスなど通信回線がさえ整ってさえいれば、好きな場所から視聴することが可能です。
録画してある動画をダウンロードして何度でも繰り返して見ることができますが、通信速度が遅いとダウンロードに時間がかかってしまいます。
授業の動画ファイルのサイズは大きくなることが多いので、通信速度の速さは重要になってきます。
同時双方向型授業とは?
同時双方向型授業とは「リアルタイムのライブ配信型」授業になります。
通常の授業と同じように、講師がリアルタイムで授業を行うスタイルになります。
生徒はチャットやマイクなどを通じて、講師にリアルタイムに質問することも可能です。
リアルタイムのライブ配信型なので、配信者・受講者、双方の通信品質が重要になります。
配信者や受講者のどちらかが通信速度の遅い回線を使用していると、画面がフリーズしたり、配信が切れたり映像が乱れたりする原因になります。
オンライン授業で通信容量のギガ数はどれくらい必要?

オンライン授業を受けるためには、インターネットに接続する必要があります。
「同時双方向型授業」では、zoomなどのビデオ会議アプリを使ったリアルタイム授業を行うため、通信容量がかなり多くなります。
授業以外にも、講義の資料をダウンロードしたり、資料を提出するためにアップロードしたりと、何かと通信を使います。
同時双方向型授業にしてもオンデマンド型授業にしても、動画の視聴そのものにかなりの通信容量が必要になってきます。
オンライン授業で必要な通信容量の目安
zoomを使ったオンライン授業を1時間受講した場合、約300MBくらいの容量が必要になります。
例えば1ヵ月で50時間講義を受けるとしたら、15ギガ必要になります。
画質を落として視聴することで、多少ギガ数の節約はできます。
ポケットWi-Fiなどでは、上限7ギガという縛りがあるものもありますがそれだととても持ちません。
ギガ数が足りていても、回線の速度が遅いとフリーズしたり不安定で途切れてしまう可能性もあるので、できれば通信容量を気にせず使える無制限のギガ放題プランだったり、WIMAXやひかり回線などを使うのがおすすめです。
- ギガ数の制限がないのもの
- 回線速度が速くて安定しているもの
- コスパのいいもの
通常、自宅にひかり回線を引こうと思ったら工事が必要ですが、ポケットWi-Fi(WIMAXなど)や、SoftBank Air(ソフトバンクエアー)であれば工事の必要がありません。
外出先でもWi-Fiを使いたい場合はポケットWi-Fiがおすすめ
ポケットWi-Fiであれば外出時に持って行くこともできるので、外出先でオンライン授業を受けることも可能です。
さらにスマホとセットで持ち歩けば、スマホのギガ数を少なく契約して節約することもできます。
回線を契約していないiPadなどのデバイスも外出先でネットを利用できます。
Wi-Fiは自宅だけで利用する予定の方にはSoftBank Air(ソフトバンクエアー)がおすすめ
外出時にWi-Fiを使う予定はない方には、コンセントに指すだけでひかり回線が使えるSoftBank Air(ソフトバンクエアー)がおすすめです。
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オンライン授業に必要なデバイスのギガ数・スペックは?

オンライン授業に必要なデバイスのメインメモリのギガ数やスペックについて見て行きましょう。
オンライン授業を聞いて、テキストエディタでかんたんなレポートを入力をする程度の作業であれば、4ギガあれば動作しますが、例えばwordを立ち上げ、他の画像処理ソフトも同時に立ち上げ、といった感じで複数のアプリを同時並行して使いたいという場合には、最低でも8ギガはあったほうが安心です。
ギガ数が少ないとフリーズや強制終了のリスクが高まってしまって、集中して使いこなすことができません。
オンライン授業以外でも、画像編集、動画編集、プログラミングなど幅広く使いたい場合は、あらかじめ高スペックのパソコンを用意しておいたほうが、後で買い替えの必要もなく、移行の手間も省けるので便利です。
ガッツリ動画編集や画像編集、MIDIキーボードで作曲もやってみたいといった場合を除いて、そこそこ使える程度であれば問題ないという場合は、16ギガもあれば十分かと思います。
オンライン授業ができればよいという場合は、4~8ギガあれば問題なく動きます。
CPU|オンライン授業で必要なスペックは?
オンライン授業は「オンデマンド型授業」「同時双方向型授業」のどちらでも、必要な性能はそれほど高くないので、予算に応じて決めるのが良いかと思います。
オンライン授業だけでなく、例えばブログ運営、プログラミング、画像や動画の編集もやってみたい場合は、Core i3やRyzen 3以上の、同時にいくつものアプリを動かせるタイプがおすすめです。
ただ、一番おすすめなのは他のCPUとは比較にならないくらい早くて快適な、
ストレージ|オンライン授業で必要なスペックは?

快適にサクサク動く環境を作るためには、ストレージをどうするかがかなり重要です。
パソコンの起動時だけでなく、アプリケーションの立ち上げ、ファイルの読み込みなど、ストレージによって速度が全く変わってきます。
おすすめはSSD搭載モデルです。
一度SSDを体感してしまったらもうHDDには戻れないっていうくらいに速いです。
以前、妥協してHDDを買ったことがあったのですが、あまりに遅くてすぐ手放すこととなってしまいました。。。

文部省が推奨するGIGAスクール構想におけるデバイスのスペック
項目 | 推奨スペック |
OS | メーカーサポートのされているもの |
形状 | ノート型またはタブレット型コンピューター |
画面サイズ | 9~14インチ程度(11~13インチが望ましい) |
無線 | 無線LAN接続機能 |
カメラ | 片側カメラ機能(解像度等は問わず) |
キーボード | ハードウエアキーボード(小学校中学年以上で必須) |
起動 | 15秒程度以内(スリープからの復帰含む) |
バッテリー | 6~8時間以上(カタログ値) |
質量 | 1.5㎏未満の軽量なもの |
インターフェース | 外部出力端子(種類等は問わず) 音声出力端子 |
アカウント管理 | 端末管理、アカウント管理が可能であることが望ましい |
上記はあくまで参考ですが、これらの機能が備わっているものを選んでおけば、後々、オンライン授業が終わった後でも学校との連携などしやすそうですね。
小・中学校で使われているデバイス
実際に小・中学校で配布されているデバイスは、
- Lenovo ideaPad D330(Windows)
- dynabook K50 10.1型(Windows)
- Chromebook(Chrome OS)
が多いようです。どれもノートパソコンです。
dynabook K50 10.1型 は、液晶部分の取り外しが可能で、タブレットとしても利用できるタイプです。
OSはどれもWindowsです。Macは人気ですが高価なのと、Office人気はまだまだ高いので、Windowsで教えるほうが無難そうではありますね。
chromebookはとにかく起動が早くて動作が軽いので、サクサクと進めていけるところが魅力です。
Lenovo ideaPad D330




dynabook K50 10.1型(Windows)




Chromebook(Chrome OS)




メモリーやCPUなど何を使うかによっても変わってきますが、比較的リーズナブルなお値段ですね。
オンライン授業でギガ数やパソコンのスペックはどのくらい必要?推奨されている規格の機種もご紹介!まとめ
オンライン授業で必要なギガ数やスペックについてご紹介しました。
オンライン授業のためだけに使う場合は、4ギガあれば動作しますが、その他のアプリも使ってみたい場合には8ギガ、動画編集など凝った作業をしたい場合には16ギガ以上がおすすめです。
これからパソコンを購入しようと思っている方の少しでも参考になればうれしいです。